最初に持ってたネタなんて、開始から数ヶ月で尽きてます。
カラッカラです。
すなわちその状態で、残りの9年くらい、やってきました。
いえ、誤解しないでください。
残りカスだけ提供してきたとか、だからバストネタばっかりとか、そういうコ
トを言いたいわけではありません。
ネタは、家の貯水タンクに、ずっとたまっている水のようなものではありません。
僕はネタというのは、「海の水をすくってくる作業」だと思っています。
頑張ってすくって、「これだけ貯めた!」と思っても、数日で飲みきってしまいます。もしくは蒸発してしまいます。
だからこそ、常に海に行き、常にすくって、常に新鮮なまま提供し続けないといけないのです。
よく「小説家になりたい」「作家になりたい」「文を書く仕事をしたい」という人がいます。
たいてい「色々と書きたいことがある」「ネタはいっぱいある」と言います。
しかし。
実際に始めてみると、その「豊富な持ちネタ」は、数ヶ月で尽きます。本当に。
書き始めることによって、「ネタが思ったほど面白くない」とか「書くほどのものではなかった」なども分かってきて、想像よりずっと早くなくなるのです。
あとはもう、ただひたすら、「現場でネタを探し続けないといけない」のです。
よく漫画家さんが、「ネタが出ない!」と苦しむシーンがありますが、あれはもう、事実です。
最初に持っていたネタだけで生きていくことはできないのです。
すなわち、
「ネタ切れ?」
「ネタがなくなった?」
という人は、間違いなくモノを作ったことがない人です。
最初に持っていたネタが尽きたとき…。
そこで人間が取れる手段は、二つだけです。
「やめる」か「ただひたすら、探し続け、作り続ける」か。
多くの人が、前者を選びます。
「見ている人の反応がなくなったから」
「他にやりたいことができたから」
「忙しくなったから」
そんな理由を、色々とつけることもあるでしょう。
しかし本当の理由はすべて、シンプルです。
「ネタを探すことを放棄したから」。
ただそれだけなのです。
「継続は力なり」と言います。
続けることは、何よりも力がいることで、何よりも大変で、そして同時に、何よりも素晴らしいことなのです。